設備の施工図作成に必要なもの
機械設備の施工図をCADで書くときに、必要なものをご紹介します!
1.機械設備図一式
2.構造図一式
3.意匠図一式
(4.建築の躯体施工図)
躯体図と平詳があれば一式なんていらないだろ!
送るの面倒なんだよ!と思われるのは仕方がないことだと思います(T_T)
しかし、一式あれば施工図の質は上がりますし質疑の回数も減ります!!!!
では何に使うのかを順に説明していきます。
機械設備図は言わずもがななので割愛します☆
◆構造図があると、、、(*'▽')
設備の施工図を描く目的は大抵、梁スリーブの位置や高さを決めるためです。
梁情報やスラブ情報、柱からスリーブの距離などを正確に知る必要があります。
そのため構造体の貫通可能範囲や躯体情報がなにより大切です。
建築の躯体図がない場合は梁リストやスラブリスト、柱リストは必須ですね。
また、現場によって基準とするラインが違います。それを躯体施工図(なければ構造設計図)にあわせて、この現場はSL基準なのか、FLなのか、GLなのかを決めています。
だいたい軸組図を使うことが多いです。また、階高の確認だったり構造体の断面図がイメージができるのでよく見ます。
◆意匠図があると、、、(*'▽')
1Fの平面詳細図を書くときには実はRFまでの平面図を確認します。
上階になるにつれてPSが狭くなっている場合、
竪管の位置を上階に合わせないと後々困ってしまうからです。
そして設備施工図には天井情報も必要になってきます。
そうなると天伏図や仕上げ表がないと天井の高さが分かりません。
断面図はSLとFLにどのくらいの差があるかを確認したり、
天井内がいくつあいているかを知ることができます。
こんな感じで、設備屋からしても構造図を意匠図には
たくさん有益な情報がありますので、図面を外注する際はぜひ、
資料がある場合は一式で渡してあげてくださいね!(^_^)/~
機械設備 空調施工図 衛生配管図 作図 CAD Tfas 施工図 図面屋
五面図登録がめんどくさい
Tfasの五面図登録、面倒くさくてやりたくないですよね?
みなさん、ダイテックが提供している機器や3D部材は活用していますか?
特に三菱電機、ダイキン、TOTOの3社は3D機器データが既にあることが多いので、
機器表を見ながら機器配置→検索で型番で調べてみて、ないものだけ五面図登録しましょう!
最初に上司にダウンロードさせられた!という方が多いと思うのですが、
実はダイテックでは毎月のように新しい機器が追加されており
これを毎回ダウンロードしている方は意外と少ないのではないでしょうか。
これさえやっておけば、機器表をすべて五面図するなんて悪夢はなくなります!!
2分あればできるので、今後の自分のためにダウンロードしましょうね(⌒∇⌒)
Tfasで塗りつぶしやペイントを非表示にする方法
躯体が塗りつぶされているけどシート分けせずに非表示にしたい
そこのあなた!!!あります!!!
"ペイント非表示"
これで一発です!
え、簡単じゃん!さいこーーー!!(全部こんな感じにしてくれや)
印刷や納品時にも反映されてしまうので、
ペイント表示させたいときはチェックを外すのをお忘れなく!
五面図登録したはずの機器がない
頑張って五面図登録したのにあれれ?登録した機器がないぞー?ってとき、
ありますよね?Tfasユーザーならだれでも1度はあると思います!!!
(※ない方は神に愛されています)
??????
頭の中はハテナでいっぱいですが、原因はこれです。
たとえばエアコンを五面図登録したのに見当たらないのであれば、
9割がた、モードが衛生または電気の状態で五面図登録してしまっています☆☆(^_-)-☆
衛生・空調・電気のモードが登録したい機器と一致しているときに
五面図登録したか確認しましょう!!!!!!!
(※特に衛生と空調両方で機器を販売しているメーカーなんかは要注意)
10個くらい登録し終わってから気づくとまじでやりなおす気なくすので
五面図登録の際は要確認、、、、です!!
Tfasの縮尺変更はJWで
結論からいうと、JWCADは縮尺変更の神です
無料ソフトなので必ず使いましょう。
逆にTfasは縮尺変更には向いていません。
(縮尺変更すると文字のサイズがおかしくなってしまう)
TfasとJWの相性はとても良いです。
Tfasで書いてJWで納品することが多々ありますが、データが壊れることもなくしっかり変換してくれます。
まず縮尺変更したいCADデータをJWで読み込みます。
(※データがそもそもJWで読み込めない場合は、Tfasで拡張子を.jwwにして保存してください)
縮尺を変えるときは、上の図のように
・全レイヤグループの縮尺変更
・図寸固定
にチェックを必ず入れましょう。
これで上書き保存して、Tfasに読み込みます。
※部材等の3Dデータは、JW読み込んだ時に2Dに変換されてしまうため
3Dデータをそのまま使いたい場合はこの方法は使えません。
寸法の数値がTfasでの距離の数字と合っていないと思いますので、
図形編集→移動→拡大縮小を使って寸法の数値を合わせてください。
(※図面自体の縮尺は変えず、あくまでも拡大縮小です)
最初は面倒だと感じるかもしれませんが、慣れてくると1分もあればできます。
これが一番きれいに最短で縮尺変更する方法です☆
鉛管とフレキ菅の入替えアイコン
図面屋をやっていると、3か月に1度くらい
衛生の配管を塩ビ(鉛管てこと)で書いちゃったけどフレキに変更してとか言われます
あれ!!用途変更だとなぜかフレキに変えられない!!!!!謎!!!
そんなときはこのアイコンを使いましょう
用途選択で変えたい配管を選べば、一発です☆
Tfasの図面名と図面枠について
Tfasにはレイアウトという機能があり、レイアウトで同じ現場のそれぞれの図面を管理して作る方が多いと思います。
設備の施工図の場合、必ずと言っていいほど
検討図とスリーブ図は同時に作成しますよね?
そして何かが起こらない限り同じ用紙サイズ、同じ縮尺ですよね?
ここで問題なのが、出力する図面の
縮尺が同じなのに、
Pボタンで表示非表示の切替設定をした上で、図面名だけ違うためにレイアウトまで作っていませんか?
図面作成の終盤って、ほぼ確認作業になると思うのですが、モデルからレイアウトに移動して確認する時間ってとても無駄ですよね?
とっておきの方法がこちらです!
図面名のタブを作って、図面名だけを表示するシートをそれぞれ作ってしまいましょう!!!!!!
これで、Pボタンでの切り替え表示のみで検討図、スリーブ図をレイアウトを利用せずに作成することができます★☆
一度やってみればその便利さに気が付くはずなので、ぜひやってみてください(゚∀゚)
注意:
・Tfas納品の場合はちょっとかっこ悪いので今のところ控えています。笑
(JW,DWG納品の場合には変換時にレイアウトがどうせ機能しないので使える)
・もちろんタイプ別詳細図等の場合はレイアウトも作成しましょうね泣